ブログ更新、またしても1ヶ月以上のブランクになりましたね。これはいか〜んっ!
といっても、さて何を書こうか。
そういえば、当ショップは先月から
『招き猫特集』なるコーナーを設けてましたっけ。
仕入れ担当者の趣味もあり、知らぬ間に数が増えていると噂の招き猫を特にフィーチャーしてみたのでした。でもその甲斐あってか、おかげ様で今でははや品薄状態に。ありがたいですが。
ということで、…今回はちょっと商品から離れて、猫にまつわる思い出話でお茶を濁します。
私はもともと猫も犬も飼ったことがありません。強いて言えば文鳥とか、ハムスターとか小動物が家に居たことはありますが、高校時代、面倒くさがりランキング堂々3位にランクインの私のことです。犬、猫なんて世話をするのがまず無理だと思うし、死なせちゃったら却って可哀想ですからね。
でも、猫というと古い記憶でふと思い出したことがあります。
あれは、私が小学校の高学年だった頃、集団登校の途中、歩いてると
「ミーミー」と小さな声が。
見てみると田んぼのあぜ道にダンボールが捨てられていて、中には産まれたての子猫が5匹入っていました。
見つけてしまった以上、低学年の後輩達の手前、再び放置するわけにもいかず、私はそのダンボールをかかえて小学校まで持っていくことにしました。
授業が始まるまでの時間、おかげで私はクラスの注目の的でした。
(厳密には人気の的はもちろん私ではなく子猫達ですが。)
そんなことで、男子女子問わずみんなで猫を可愛がっていたのですが、
やがて先生がやってくる時間になりました。
当時の担任の先生は、今思えば結構若い、そこそこ美人の女の先生でしたが、小学生だった私達にしてみれば始終怒ってばかりのヒステリックババアでしかありませんでしたから、とにかく見つからないように急いで猫達を教室の後ろのロッカーに隠しました。
やがて先生が入って来ました。いつになくみんなが浮き足立ってるのを察知した先生は、どうせ私達が何かいたずらでもしてるとでも思ったのでしょう。注意深く教室を回り始めました。
そういう被害妄想的で執念深いところがこの先生の嫌われる原因なのですが、案の定教室の後ろまで来られたときに、タイミング悪く「ミーミー」と子猫の声が。不思議に思いロッカーに近づく先生。
ところが次の瞬間、「ミーミー!」教室の前の席の子が叫びました。
「えっ?」先生が振り向きます。
今度は窓側の席の子が「ミーミー」。
「ミーミー」「ミーミー」そのうち教室中でクラスみんなが「ミーミー」の大合唱。
明らかにあからさまであほらしいのですが、健気な小学生ならではの、必死のかく乱作戦でした。
作戦の甲斐も空しく、あえなく子猫達は先生に見つかったのですが、
幸いにも先生も鬼ではなく(当時の私達にとって限りなく鬼に近かったですけど)、そのあと、子猫それぞれの引き取り手をちゃんと世話してくれたのでした。とさ。
ふと蘇った子供の頃の他愛ないエピソードでした。
もちろん拾い主である私は当時も飼う甲斐性はありませんで、ただの偽善者でしたが。(今でもあらゆる意味で甲斐性なし。うー
)
でも、小学生って今でもこんな感じなのかな〜。
それとも時代は変わって、あくまで昭和の小学校のほのぼのエピソードというべきなんでしょうか。
よく分かりませんけど。