謹んで新年のお慶びを申し上げます。

本年も『近江社中本店』をどうぞよろしくお願いいたします。




さて、この年末年始にもいくつかお正月映画というのが上映されてますね。今年の初ブログは趣向を変えて、先日久しぶりで見に行った映画のことでも書いてみようかと思います。もっとも見たのは昨年末のしかも封切前の話ですが。

このところどんな映画にもさして食指が動かなかったのですが、ラジオでたまたま聴いていた試写会の募集に私は珍しくバクッと食いついてしまいました。それまで宣伝も気づかなかったのかそんな映画が作られていたことも知らなかったし、そのラジオがまったくの初耳。タイトルは『K-20 怪人20面相・伝』 。

昔幼稚園か小学校低学年くらいのときにどっぷりハマッていた江戸川乱歩の少年向け探偵小説の世界。おばあちゃんの家におじさんが昔買ったらしい全集がありました。薄気味悪い挿絵と「ああ、なんと言うことでしょう。まるで血のようにそこだけが真っ赤に染まっているではありませんか(※適当に書きましたが)」みたいな独特のフレーズが脳裏に蘇ってきました。

江戸川乱歩全集 光文社

※写真は 『江戸川乱歩全集』 光文社刊(昭和30年代) およびポプラ社刊(昭和40年代)

映画製作はあの『ALWAYS三丁目の夕日』のROBOT。おまけに原作本は知る人ぞ知るあの同郷の劇作家北村想とくれば、今度は大学時代に見た小劇場の風景が蘇る。面白くないわけがない。そう直感した私はすぐさま試写会に応募。運よくチケットをゲットしたというわけです。



映画は期待を裏切らず、 「あの時代」「あの世界」という風景の作りこみはさすがに『ALWAYS』仕込みだし、宮崎駿の『ルパン三世』や『天空の城』ラピュタにも通じるような、血沸き肉躍るという痛快活劇に仕上がっていたと思います。ほかにも『マトリックス』や『スパイダーマン』なんかを彷彿させるような、いろいろな今どきの映像技術、エンターテインメントの手法を盛り込みながら、巨匠江戸川乱歩の本格じゃない方の「探偵小説」(もちろん天地茂のほうでもなく‥『土曜ワイド劇場』か?)を、上手く映像化できたんじゃないかなあなんて思います。『少年探偵団』や『怪人20面相』と題したチープなテレビドラマに「ああ、こんなんじゃないのに!」と頭をかかえさせられていた世代の人間にとっては夢のようなひと時でした。



ところでこの映画の時代背景は第二次世界大戦を回避した架空の1949年(昭和24年)。いわゆるパラレルワールドみたいな設定になってるのですが、ここに登場する道具や機械、日用品たちはなんともレトロな雰囲気であふれています。大量生産大量消費時代より少し前の温かみのあるカタチ、佇まいをした品物たちです。そういう小道具たちに注目して映画を見るのも面白いかもしれませんね。

ついでにこちらも覗いてみては‥‥『近江社中本店』懐かしのレトロ雑貨










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